水星〜情報と伝達の惑星〜占星術のキホン

地上の出来事は10天体（※）が放つエネルギーの影響を受けています。この力を上手に活用できると、自然と運に恵まれ、チャンスやうれしい出来事が舞い込むようになるのです。そのためにも天体の持つパワーや意味をここでマスターしておきましょう。今回は、今を生きる私たちに欠かせない惑星「水星」です。

※10天体

月、太陽、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星

水星のエネルギーの特徴

太陽系の中でもっとも太陽の近くを運行するのが水星。動きが速く、約1年で12星座を1周するスピーディーな星です。水星が司るのは「情報と伝達」であり、特に次の物事に影響を与えます。

見ての通り、水星は目まぐるしく変化する現代社会、そして情報化社会を生き抜くためのキープラネット。

そして忘れてはならないのが、水星が司る「タイミング力」。Keikoの言うように「運の正体はタイミング」といっても過言ではありません。ちょっとした偶然から運命が動いたり、人生が大きく好転したりすることも往々にしてあるからです。

ビジネス、コミュニケーション、タイミング……etc.水星が支配する分野に悩みや叶えたいことがある人は、次の方法で水星パワーをチャージしてみましょう。

太陽と月を除く8惑星はすべて逆行が起こるもの。天空図において逆行とは「その惑星が持つパワーがスムーズに発揮されないこと」を意味します。そして本来外に放出されるエネルギーが内向きにこもることから、地上にもあらゆる影響を及ぼします。

なかでも、水星の逆行は身近な現象です。逆行頻度は1年に約3回と高く、1度の逆行期間は約3週間にもわたります。

水星が逆行すると、次のことが起こりやすくなります。

この期間はトラブルが起きる傾向があるので、逆行期間中はスケジュールに余裕を持ち、情報のやり取りに誤りがないか丁寧に確認することが大切です。

しかし、勉強や昔習っていたことを復習するには絶好のタイミングでもあります。また、パワーウィッシュを実践している方はこの期間に「見直す」ことで、より宇宙とのアンカリングを強めることができるでしょう。

知っていれば怖くない！～水星逆行期間を味方につける方法～

出生時に水星が逆行していた人には、どのような影響が出るのでしょうか？　ネイタルチャート（出生図）は惑星の配置や他の天体との位置関係も影響するので一概には言えませんが、逆行とはエネルギーが内に向かうもの。

水星逆行中に生まれた人は本音をあまり見せず、思考を表に出さない傾向があるといわれています。

当てはまるな……と思う方は、「書く」習慣をつけると、水星パワーが正しい形で発揮されるようになるでしょう。媒体は日記やブログ・SNSなど何でもOK。「自分の思考を文字にすること」を心がけて。