2020年1月11日より、10天体順行期間が始まりました。
「 天体の順行って何? 」「 そもそも何がすごいの? 」という人もいるはず。宇宙で起こる珍しいイベントの一つ、10天体順行について知っておきましょう。
とても珍しい10天体順行
太陽系にある8つの惑星(水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星)は太陽の周りを同じ方向に公転しており、進行方向が逆になることはありません。
しかし、地球上からこれらの惑星を観測すると、一時的に”逆向きに進んでいるように見える”期間があります。これが逆行と呼ばれる現象です。逆行が起こるタイミングは惑星毎に異なり、1年の中でいつも何かしらの惑星が逆行しているのが普通の状態です。
そして、惑星が正しい方向に進んで見える状態を順行と言います。
10天体順行とは、太陽と月を含めた10の天体すべてが順行すること。1年の中で10天体順行が起こらない年もあり、タイミングがすべて揃うのはとってもレアな現象なのです。
飛躍の大チャンスが
もたらされる
地上で起こる出来事は宇宙の影響を受けるもの。10天体がすべて足並みを揃える順行が私たちに与える影響の強さは計り知れません。
占星術において「 火星は勝負事 」「 水星は情報や交通 」というように、天体はそれぞれの意味や役割を持っています。順行は、惑星が司る物事がスムーズに展開することを指します。一方、逆行は「 火星はイライラやケガ 」「 水星逆行は通信や交通でのトラブル増加 」など、物事が一筋縄ではいかない状態を表します。
逆行期間が、障害物のある道を歩くようなものだとすれば、10天体順行期間は何も遮るものがない道を、追い風を受けて突き進むようなもの。つまり、宇宙の強力なサポートによって飛躍できる大チャンスなのです。
2020年の10天体順行が
スペシャルなワケ
10天体順行が起こるだけでもすごいのですが、2020年の順行は特にスペシャル。
まず注目すべきは、2020年は10天体順行が2回も起こるということ。
- 1回目 1月11日~2月16日
- 2回目 3月10日~4月25日
日数にするとトータル84日間と長きにわたるのも特徴です。
さらに、順行が山羊座TGC期(※)に起こることもポイント。TGC期は「 結果を出すこと 」がテーマなので、理想の現実化をサポートしてくれるはずです。
それだけではありません。この順行期間が始まった1月11日は、月の本拠地かつ山羊座とセットになるサイン(星座)、蟹座の満月。そして、2度目の順行期間には宇宙元旦(※)、と12星座のトップバッター牡羊座新月を含みます。これが意味するのは「宇宙は何かを始める人に特に恩恵を与えてくれる」ということ。
結果を出したいこと、新しく始めたいことがある人に最高の協力体制が整うのが2020年の10天体順行と言えるでしょう。
10天体順行期間の過ごし方
「 やりたいと思っていたのに今までできなかったこと 」や「 心の中で温めていたこと 」があればこの時期に実行することをおすすめします。さらに、「 停滞を感じていたこと 」や、「 うまく進んでないこと 」も、積極的にアクションを起こせば、トントン拍子に展開していく可能性も高まります。
期間中はパワーウィッシュも積極的に活用しましょう。また、2回の順行期間の間には水星逆行が起こります(2月17日~3月10日の12:48まで)。この期間に大きなことをするのは避け、次の順行期間に備える時期と考えて。これまで書いたパワーウィッシュの見直し(修正・変更)をしておきましょう。ムーンコラージュをするのもおすすめ。宇宙とのアンカリングを強めることができますよ。
異例中の異例ともいわれる今回の10天体順行。宇宙が起こした奇跡の力を上手に利用し、望む未来を存分にクリエイションしていきましょう。