Keikoの提唱している新メソッド「ムーンウェルネス」とは、月のエネルギーやリズムを取り入れ、心身ともに健やかに幸運に生きるためのメソッドです。
中でも意識していただきたいのが「食」。私たちの肉体はバランスの取れた食事や、適度な運動といったもので成り立っています。
「ムーンウェルネス実践講座」では、どなたでも手軽に取り入れられて、健康促進や免疫アップにも力を貸してくれる「スーパーフード」に着目してお届けします。
一般の食品よりもビタミンやミネラルといった必須栄養素や健康成分を多く含んでいる、おもに植物由来の食品のこと
今回も引き続き「チアシード」にスポットライトを当てております。チアシードの栄養と効果や水でのふやかし方などについては、前回の記事をご参照ください。
チアシードの歴史
チアシードは、1500年頃にメキシコ中央部に栄えた古代アステカ帝国の先住民たちが常食しており、「人の生命はチアシードと水があれば事足りる」といわれるほど、栄養価が高く、アステカ戦士たちもチアシードと水だけを持って移動していたと伝えられています。
「チア」はマヤ語で「力」「強さ」が語源で、飛脚など遠距離を旅する人にも愛食され、命の糧として大切にされていました。
チアシードの特徴
最も大きな特徴は、水に浸すと、種のまわりの食物繊維がゼリー状に膨らみ、10倍にもなることです。このゼリー状の部分はこんにゃくに多く含まれるグルコマンナンと呼ばれる水溶性食物繊維。グルコマンナンは腸内細菌のエサになるため、便秘解消が期待できます。
また、無味無臭で調理もしやすいので、飲み物に混ぜたり、甘いシロップをかけてそのまま食べたりと手軽に食生活にとりいれることができます。
水溶性食物繊維の良いところ
水溶性食物繊維は、水に溶けると書きますが、水と一緒に膨らんで増えるという性質があります。しかも消化も遅いため、満腹感が持続します。
また、水で膨らんで量が増えたままで腸に届くため、腸の壁をやさしく刺激し、スムーズなお通じを促してくれます。
体内のナトリウムを一緒に包んで体外に出してくれるため、高血圧の予防効果も期待できます。
チアシードを使った簡単レシピ
チアシードフルーツソース
<大さじ4杯分の材料>
- 冷凍ベリー50g
- 水で戻したチアシード大さじ1〜2
- メープルシロップ大さじ1
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<作り方>
- 冷凍ベリーを室温で解凍する
- 解凍したベリーとメープルシロップをハンドブレンダーで攪拌する
- 2.にチアシードを入れて混ぜる
チアシード田楽味噌
<材料>
- 板こんにゃく1枚
- 水で戻したチアシード大さじ1〜2
- 味噌大さじ2(*)
- みりん大さじ2(*)
- 砂糖大さじ2(*)
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<作り方>
- こんにゃくを一口大に切り、串に刺しておく
- (*)を鍋に入れて火にかけながら練る
- つやが出てケチャップくらいのとろみが出たらボウルに入れて冷ます
- 鍋にこんにゃくを入れ、十分かぶるくらいの水を入れ火にかける
- 沸騰して3分したら器に盛る
- 味噌にチアシードを混ぜ合わせる
- こんにゃくに田楽味噌をかける
<注意点>
チアシードは加熱しすぎるとオメガ3脂肪酸が壊れてしまうため、田楽味噌の場合は冷めたところに混ぜ合わせてください。
フルーツソースは、ヨーグルトにかけてもおいしそうですね。あたたかい田楽は、この季節には嬉しい一品。クリスマスや年末など、おいしいものをたくさん食べ過ぎてしまう時期ですが、カラダの細胞たちを喜ばせるためにも、ぜひ、食卓に加えてみてくださいね♪
〜参考資料〜
知識ゼロからのスーパーフード 入門 幻冬社
からだのなかから、きれいに、輝く スーパーフード の教科書 (マイナビ出版)